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JISマーク

JISマークは、製品がJISへの適合性の認証を受けたときに、製品そのもの、製品の包装、製品の容器または製品の送り状に付することができる、JISへの適合性を示すためのマークである。

JISマークは、昭和24年の工業標準化法制定以来付されてきたマークであったが、平成16年の工業標準化法の改正により従来とは異なる新たな表示制度に改正された。これに伴いマークのデザインも刷新された。

旧JISマーク:

鉱工業品用

鉱工業品用:鉱工業品のJISに適合の表示

加工技術用:加工技術のJISに適合の表示

特定側面用:性能、安全度などの特定の側面について定められたJISに適合の表示

新JISマークのデザインは公募により選ばれた(日本規格協会 2004)。これには5,000件近い応募があった(日本工業標準調査会 2005a)。応募の中から水野尚雄がデザインしたものが選ばれ、2005年3月28日に発表された(経済産業省 2005)。

この新JISマークは2005年10月1日から製品などに付することができるが、改めて適合性の認証を得たうえでなければならない。ただし旧から新への移行期間として3年間、2008年9月30日まで旧マークは付することができ、この3年間内に改めて適合の認証を得る。認証が得られない場合は新マークを付することができない。すなわち、2008年10月1日以降の製品などはすべて改めて適合性の認証を得たか、新たに認証を得て新マークを付したものとなる。

JISマークは直線および円弧のみを用いて描けるように設計されている。その制式は、日本工業規格への適合性の認証に関する省令(平成17年3月30日厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省令第6号)第1条第1項から第3項に掲げられている。法令データ提供システムが提供する同省令ではJISマークの図は省略されているが、日本工業標準調査会のPDF版に記載されている(しかし図の解像度は荒い)。日本工業標準調査会のサイト上に高解像度の図が記載されている。また、JISマークはこの省令の一部なので、著作権法第13条(権利の目的とならない著作物)の第1号に該当し、著作権法第3章に規定された権利の対象とはならない。

JISマークのデザインは次の内容を含むとされる。

  1. 「JIS」を横に並べることにより、世界中の人に一目で分かってもらえるようにした。
  2. Industryを示す「I」の文字を中心に置くことにより、工業製品のきっちりした品質をイメージ。
  3. 丸い囲みには、認証OKの意味。
  4. 円形の外周は日本を象徴し、右回りに旋回することにより、21世紀の日本の産業が発展していくイメージを重ねている。
  5. 左右対称の丸い外周は、人の顔を想起させ、親しみを持ちやすくした。

Unicode 符号位置

JISマーク「〄」はUnicodeにおいて「JAPANESE INDUSTRIAL STANDARD SYMBOL」として個別のコードポイントU+3004を割り当てられている。Unicode 1.0.1までの符号位置はU+32FFであり、現在地のU+3004には漢字「」が割り当てられていた。Unicode 1.1において「仝」はU+4EDDに統合され、その跡地にJISマークが移動されることで現在の符号位置となった。

JIS X 0208などJIS自体による文字集合にJISマークが含まれていないことを考えるとUnicodeへの収録はやや奇妙に思えるが、これはShift_JISアップルによる拡張「MacJapanese」に旧JISマークが含まれていたことから、ラウンドトリップ変換対応への必要性から収録されたものであり、類似の事例としては韓国産業規格朝鮮語のマーク「㉿」がU+327Fに割り当てられていることが知られている。

新JISマークの制定後、新旧両マークの扱いについてはUnicode公式メーリングリストにおいて話題に上ることはあるものの、「新旧双方の包摂」「新マークの新規収録」「新マークの非収録」等の具体的な決定はない。U+3004の文字名称が「JISシンボル」以上の意味を持たず、新旧いずれかを明示してはいないため、フォントによる実装にあたっては「旧JISマークの維持」・「新JISマークへの差し替え」のいずれを取るべきか、明確な判断材料に欠ける状態が続いている。JISマーク改定後に製作された代表的なフォントであるマイクロソフトの「メイリオ」においては、U+3004のデザインは旧JISマークのまま維持されている。

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
U+3004 -
JAPANESE INDUSTRIAL STANDARD SYMBOL

JISマークの寸法

JIS Symbol 01 Construction.svg


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